櫻井翔が主演を務めるドラマ「放送局占拠」(毎週土曜夜9:00-9:54、日本テレビ系/Hulu・TVerにて配信)の第6話が8月16日に放送。番組ラストで映った現在の大和(菊池風磨)の衝撃的な姿に、SNSでは多くの声が上がり盛り上がった。(以下、ネタバレを含みます) ■「放送局占拠」とは 櫻井が刑事・武蔵三郎を演じる“占拠シリーズ”は、「大病院占拠」(2023年)、「新空港占拠」(2024年)と続編が制作され、本作が3作目となる。 「新空港占拠」事件から1年がたった2025年夏。武蔵は警視庁刑事部に新設された立てこもり犯罪対策班“BCCT”に出向となっていた。ある日、妖怪の面で顔を隠した武装集団・妖(あやかし)が500人の人質を取り、放送局を占拠。新たな敵の正体も、その目的も分からないまま、武蔵三郎の“最悪な一日”が再び始まる。 武蔵の妻で心臓外科医の裕子を比嘉愛未、武蔵の娘・えみりを吉田帆乃華、武蔵と同じBCCTの捜査員・本庄杏を瀧内公美、BCCT管理官の和泉さくらをソニン、BCCT情報分析官・志摩蓮司をぐんぴぃ(春とヒコーキ)、BCCT捜査員で裕子の弟・伊吹裕志を加藤清史郎が演じる。 また、武蔵と同じ男子校の先輩で報道番組「NEWS FACT」のプロデューサー・奄美大智に戸次重幸、警視庁警備部長の屋代圭吾に高橋克典、前作「新空港占拠」の最後に逃走した青鬼・大和耕一に菊池、妖のメンバー天狗に芝大輔(モグライダー)、がしゃどくろに瞳水ひまり、アマビエにともさかりえ、唐傘小僧に駿河太郎、化け猫に入山杏奈、河童に柏木悠(超特急)が扮(ふん)する。 ■般若の正体は伊吹、武蔵は5年前の事件を調べ始めるが… テレビ局を占拠した般若の正体は、武蔵の義理の弟で警視庁BCCT捜査員・伊吹だった。実はテレビ局で伊吹が拉致されたのはフェイクで、妖がテレビ局を占拠する前に伊吹は般若になっていたのだ。 衝撃の展開に指揮本部はもちろん、伊吹の姉・裕子も驚きを隠せない。正体を明かした伊吹は、武蔵に「全ての手がかりは与えました。2時間以内にあなたの闇を突き止め、私が般若になった理由を明らかにしてください」と言い放つ。間に合わなければ、毒ガスによって人質の誰かが死ぬことになる。 心当たりを探る武蔵は、5年前に起こった「鎌鼬(かまいたち)事件」を調べ始める。一方、毒ガスの恐怖におびえる6人の人質たちは、5つしかない防護マスクを巡って議論し始めるのだった。 ■大和の衝撃的な姿に「許せん!」の声 「鎌鼬(かまいたち)事件」の容疑者として武蔵に逮捕されたのは、伊吹の恋人だった神津風花(花田優里音)だった。ところがこの事件の真相を武蔵が調べたところ、警視庁警備部長の屋代が報道記者の殺害を始末屋のっぺらぼう・菖蒲(北村優衣)に依頼し、その罪を隠蔽するために風花を殺人犯に仕立て上げるために起きていたことが発覚。 武蔵の罪は何も疑わずに風花を逮捕したことで、伊吹が般若になったのは、風花の無念を晴らすためだった。武蔵が妖のメンバーたちに向かって「お前ら青鬼の仲間だったのか?」と尋ねると、がしゃどくろが「途中まではね」と答える。すると、伊吹が「ここでスペシャルゲストに登場してもらいましょう」と言い、モニター映像には冷凍室のような場所で手錠をかけられ監禁されている青鬼・大和の姿が映し出されるのだった。 大和の衝撃的な姿に、SNSでは「仲間割れか?」「青鬼にあんなことするなんて許せん!」「早く青鬼さん助けてよ~」「なんであの状況でかっこいいの?」「大和凍っちゃう」「青鬼様に何するのー!!」「武蔵が助けにいくんだよね!?」「武蔵の嘘だろの声…もう限界超えてるじゃないか!」「後継者に裏切られる青鬼さん…」「伊吹たち妖が暴走したのか!」「何があったんだよ…」「青鬼さん死なないで」などの声が多く上がり、X(旧Twitter)のトレンド1位にランクインした。 妖のメンバー・天狗とがしゃどくろが「鎌鼬事件」で殺害された記者の兄と妹であることも判明した第6話。第7話が待ち遠しい。 ◆文=奥村百恵