校内の盗撮防止、教室やトイレを一斉点検 栃木県教委、教員逮捕受け

栃木県立高校の男性教員が勤務校の女子更衣室に小型カメラを仕掛けて盗撮をしたとして性的姿態等撮影などの容疑で逮捕されたことを受け、県教育委員会が県立学校で緊急校内一斉点検を行っている。27日には宇都宮市で県立学校の臨時校長会を開く予定で、「最大限の危機感を共有し、再発防止の徹底を図る」としている。 一斉点検は、児童や生徒が安心して学校生活を送ることができるように、改めて盗撮防止などの安全確保を図るのが目的。18~22日に全79校で実施する。 20日には、事件があった学校とは別の県立学校での点検作業が報道陣に公開された。教室や更衣室、プール、体育館、トイレなどが対象で、教職員らは天井の点検口や教室に設置された投影機などの機器、カーテンのレールなどを複数人でチェックし、不審物が置かれていないかを確かめた。 この学校では2日間をかけて全教職員で点検する予定。校長は「生徒たちが安心して学校に通って学べる環境を確保しなければならない。今後も点検や安全管理、職員の防犯意識の向上も図っていければ」と話していた。(津布楽洋一)

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