韓国 きょうのニュース(8月22日)

◇尹前大統領妻を3回目の取り調べ 呪術師巡る疑惑追及 尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏を巡る複数の不正疑惑を捜査する特別検察官チームは21日午後、金氏の取り調べを行った。12日に逮捕状が発付されて逮捕された金氏が取り調べを受けるのは14日、18日に続き3回目。特別検察官側は今回の取り調べで、金氏が「コンジン法師」と呼ばれる呪術師のチョン・ソンベ氏を通じて世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元幹部からダイヤモンドのネックレスや高級バッグを受け取り、その見返りとして教団のカンボジア事業などで便宜を図った疑いについて追及する予定だ。 ◇鉄道公社社長が辞意表明 作業員死亡事故で引責 南東部、慶尚北道清道郡の京釜線の下り線で19日、走行中のムグンファ号が線路上にいた保線作業員ら7人をはね、2人が死亡、5人が重軽傷を負った事故を受け、韓国鉄道公社(コレール)の韓文熙(ハン・ムンヒ)社長が辞意を表明した。韓氏は20日に国土交通部に辞表を提出したが、まだ受理されていない。韓氏は尹錫悦政権時代の2023年7月、相次ぐ鉄道事故の責任を問われ解任された羅喜丞(ナ・ヒスン)社長の後任として社長に就任したが、任期満了を11か月後に控えてまたも引責辞任することになった。 ◇ビル・ゲイツ氏が李大統領と面会 保健・SMR巡り意見交換 李在明(イ・ジェミョン)大統領は21日、米IT大手マイクロソフト創業者で慈善団体「ゲイツ財団」議長のビル・ゲイツ氏とソウルで面会し、保健分野での協力や次世代型原発「小型モジュール炉(SMR)」などについて意見交換した。ゲイツ氏はSMRについて、「AI(人工知能)や半導体など先端産業分野の電力需要の増加に対する効果的な解決策になりうる」とし、李大統領は「韓国政府も次世代型原発の建設に高い関心を持っている」と述べた。また李大統領は「韓国こそSMRの強者になれる」とし、海外市場でも韓国がSMRの分野で強みを持っていると強調した。 ◇李大統領の支持率57% 2週間で8ポイント下落 世論調査会社4社が発表した合同調査結果によると、李在明(イ・ジェミョン)大統領の支持率は57%、不支持率は33%だった。2週間前(8月4~6日)の調査結果と比べ、支持率は8ポイント下落し、不支持率は9ポイント上昇した。同調査で不支持率が30%を上回ったのは初めて。調査はエムブレインパブリック、ケイスタットリサーチ、コリアリサーチ、韓国リサーチの4社が18~20日、全国の18歳以上の1001人を対象に実施した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加