居酒屋で女性の尻を触ったうえ、平手打ちされたことに激昂して転倒させて重傷を負わせたとして、書類送検された、大阪府警の元警部補の男性について、大阪地検は不起訴処分を下しました。 大阪府警によりますと、高槻署の地域課に警部補として勤務していた男性(47)は、今年4月14日の夜、寝屋川市内の居酒屋で客の女性の尻を触り、その女性から平手打ちされたことに激昂。 女性を転倒させ、足をかけて転倒させ、靭帯損傷の重傷を負わせたとして現行犯逮捕されました。 その後、釈放された上で、不同意わいせつと傷害の疑いで書類送検されていました。 男性は事件当日は非番で、午後7時ごろに1人で居酒屋を訪れ、焼酎のソーダ割を6杯ほど飲んで、酔っていたということです。 男性と被害女性との間に示談が成立したことなどから、書類送検の際に大阪府警は「寛大処分」の意見を付けていました。 大阪地検は8月25日(月)付けで、この男性を不起訴としました。処分の理由について「捜査の結果、諸事情を考慮した」としています。 大阪府警によりますと、男性はすでに依願退職したということです。