神戸市のマンションで女性が殺害された事件で、容疑者とみられる男が事件3日前、別の20代の女性の後をつけ、一緒にマンションに入り込んでいたとみられることが分かりました。 今月20日、神戸市中央区のマンションで24歳の会社員女性を殺害したとして逮捕された谷本将志容疑者（35）。 記者 「現在、午前5時すぎです。兵庫県警の捜査員が谷本容疑者が住んでいた会社の寮の一室の家宅捜索に入ります」 警察はけさ早く、勤務先の寮を2時間にわたって捜索。押収した証拠品から事件の動機の解明などを進める方針です。 きょうで事件発生から1週間、現場のマンションには花束を手向ける人の姿も… 献花にきた人 「ただただ無念で、誠実に毎日を過ごしている女性がこういう目に遭うことがあるんだと」 JNNの取材で事件前の足取りも徐々に見えてきました。 記者 「女性の勤務先近くの防犯カメラには谷本容疑者とみられる男が女性を追う様子が写っていました」 事件があった今月20日の夕方。女性の勤務先近くの防犯カメラにはリュックサックを背負った男が車道を横断する様子が、谷本容疑者とみられています。 直後にビルから3人組の女性。男は1人の女性の後を追うように歩いていきました。 事件前日の19日、同じ防犯カメラには谷本容疑者とみられる男が電話をしながら歩く姿。2日前の18日にも電話をしながら歩く様子が。そして、3日前の17日も歩道を歩いている姿が捉えられていました。警察もこうした状況を把握しているとみられます。 また、新たに分かったことも。捜査関係者によりますと、事件の3日前、谷本容疑者とみられる男が別の20代の女性の後をつけ、一緒にマンションに入り込んだということです。女性にけがはなく、谷本容疑者の逮捕後、警察に情報提供したということです。 谷本容疑者は被害者の女性について「まったく知らない女性」と供述していて、警察は関連を調べています。