京都市で両親を刃物で切りつけた殺人未遂などの疑いで逮捕された男性を、大阪地方検察庁は不起訴処分としました。 50歳の男性は、ことし3月京都市伏見区の路上で、79歳の父親と73歳の母親を刃物で切りつけた殺人未遂の疑いなどで京都府警に逮捕されました。 今月1日、京都地検から事件を移送されていた大阪地検は、母親への殺人未遂は「証拠の内容を評価」したとして、傷害罪として不起訴処分としました。 理由については「諸事情を考慮し」と説明しています。 父親に対する殺人未遂罪も不起訴処分としていて、「証拠関係に照らし」と説明しています。 警察は逮捕当初の発表で男性は認否を明らかにせず「『父と母と話し合いたい』と話している」と発表していました。 また警察は男性と父親の双方から、あわせて5回、家族間のトラブルについて相談がったことも明かしていました。