前・岸和田市長の永野耕平容疑者 大阪維新の会が「除名」 すでに離党していたが改めて処分 入札情報漏らした容疑で大阪地検特捜部が逮捕

大阪府岸和田市が発注した工事の入札情報を漏らしたとして、大阪地検特捜部に逮捕された前市長・永野耕平容疑者について、大阪維新の会は9月4日付けで「除名処分」としました。永野容疑者はすでに離党していますが、いわば“さかのぼる”形で処分を下したということです。 岸和田市・佐野英利市長(5日午後) 「こういった残念な結果となっていることについては、本当に困惑している状況でございます」 「市民の皆様の信頼回復は私の責務だと思っていますので、引き続き信頼回復に務めてまいりたいと考えています」 前市長の逮捕を受け、岸和田市の佐野英利・現市長は「信頼回復」という言葉を繰り返しました。 岸和田市の前市長・永野耕平容疑者(47)は、市発注の工事をめぐって2021年5月に行われた入札に先立ち、最低制限価格を業者に漏らした疑いが持たれています。入札ではその業者が落札しました。 大阪地検特捜部は、永野容疑者の認否や工事の詳細について明らかにしていません。 (岸和田市内にて) 「ちょっと驚きです。そういう立場の方は、しっかり真面目にやっていただきたかったですね」 「我々は祭も前市長(永野容疑者)とともにやってきたところもあるので、ちょっと寂しい思いもありますけど」 永野容疑者はかつて大阪維新の会に所属していましたが、女性トラブルをめぐり離党勧告をうけ、離党していました。 大阪維新の会は今回の事件をうけ、離党した永野容疑者について、「除名処分」としました。

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