勤務先だった千葉県内の高校で着替え中の女性を盗撮しようとしたとして、広島県警は10日、性的姿態撮影処罰法違反（撮影未遂）などの容疑で、県立高校教員、田中優貴容疑者（30）＝廿日市市串戸＝を逮捕した。 「黙秘させてください」と供述しているという。 逮捕容疑は昨年5月3日午前8時半～午後0時15分ごろ、千葉県内の高校の体育館倉庫に侵入して録画機能を持つ機器を設置し、更衣室として利用していた10歳代の女性3人を撮影しようとした疑い。 県警によると、同容疑者が関わる別事件の捜査で押収した証拠から発覚した。被害女性らがスカートをはいたまま着替えていたため、未遂に終わった。 広島県教育委員会によると、同容疑者は今年4月に採用された。教職員課は「誠に遺憾。事実を把握して厳正に対処したい」としている。