英ロンドンで大規模デモ、反移民訴え 11万人参加

Vitalii Yalahuzian Yann Tessier [ロンドン 13日 ロイター] – 英ロンドンで13日、移民に反対する大規模デモがあり、警察によると約11万人が参加した。これに対抗して人種差別反対を掲げるデモも開かれ、約5000人が参加した。 警察は1600人以上の警官を配置して対応した。一部の警官が殴られたり、蹴られたりするなどし、警官26人が負傷、うち4人は重傷だという。 25人が逮捕されたが、さらに増える可能性があるとした。 デモ参加者は英国旗やイングランドの旗を掲げたほか、トランプ米大統領の「MAGA(米国を再び偉大に)」の帽子をかぶった人も見られ、スターマー首相を批判するスローガンを叫んだり、「(移民を)送り返せ」などと書かれたプラカードを掲げたりした。 デモを主催した反移民活動家トミー・ロビンソン氏は演説で、デモ参加者らが「愛国心の大波」を見せたと述べた。英政治に介入し、ロビンソン氏ら極右活動家を支援してきた米実業家イーロン・マスク氏はビデオリンクで、英国の政権交代を訴えた。 英国では今年に入り、2万8000人以上の移民が小型ボートで英仏海峡を渡って到着する中、難民申請者が過去最高に達し、主要な政治課題となっている。

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