「この国はめちゃくちゃ」ロンドンで反移民・反ムスリム訴えるデモ 極右活動家主催で11万人超が参加 警官26人が負傷・25人が逮捕

イギリス・ロンドンで極右活動家が主催する大規模な集会が行われ、11万人以上が参加し反移民などを訴えました。 記者 「ロンドン中心部で極右が主導するデモが行われています。反ムスリム・反移民を訴える多くの人々がイギリスのユニオンジャックの旗やイングランドをあらわす旗を掲げています」 13日、ロンドン中心部で行われた集会は「イギリスの遺産と文化、言論の自由を守る」として極右の活動家、トミー・ロビンソン氏が呼びかけたものです。 地元メディアは、参加者は11万人から15万人にのぼり、「ここ数十年で最大の民族主義的な集会とみられる」としています。 極右主導デモ参加者 「この国はめちゃくちゃです。移民のせいだし政府のせいでもある」 一方、極右主導のデモに対抗して人種差別に反対する団体らもおよそ5000人が集まってデモを行ったため、警官隊をはさんで一触即発の状態となりました。 「反差別」デモ参加者 「人々は自分たちの問題の解決策をファシズムに見出そうとしているけど、それは絶対に間違ってるとはっきり伝えないといけません」 記者 「カウンターデモの女性にものがあたりました。極右主導のデモ隊によって、ごみが投げつけられています」 ロイター通信によりますと、デモ隊が空き瓶などを投げるなどしたため警官26人が負傷し、25人が逮捕されたということです。

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