大麻由来の有害成分テトラヒドロカンナビノール(THC)を含む液体を袋詰めし、レトルトカレーの箱に入れ、タイから密輸したとして、福岡県警が麻薬取締法違反の疑いで少年2人を逮捕していたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。県警は、大麻密売に関わる組織的な関与を視野に捜査を進める。 捜査関係者によると、2人は知人同士で運搬役とみられる。8月、それぞれレトルトカレーを装った約7キロの液体を荷物に入れ、福岡空港から別々に国内に持ち込もうとした際、税関職員が発見した。いずれも容疑を認めている。 レトルトカレーの箱の中身は銀のパウチではなく、液体の色が見えていたという。