SNSで「案件募集」というメッセージを発見「闇バイト」に加担か…マイナンバーカードを偽造し複数の銀行口座を開設するなどした疑いで無職の女(37)を逮捕【高知】

特殊詐欺に利用する目的で、マイナンバーカードを偽造したり、他人に譲渡する目的で銀行口座の作成などに関与したりした疑いで、無職の女(37)が逮捕されました。女は闇バイトに加担し犯行に及んだと見られ、警察が捜査を進めています。 逮捕されたのは、高知市に住む無職の女(37)です。警察の調べによりますと、女は2024年10月ころから2025年1月17日までの間、マイナンバーカードの偽造や他人に譲渡する目的で銀行口座の作成などに関与した疑いが持たれています。 女はSNSで「案件募集」と書かれた闇バイトのメッセージを見つけ、その際に知り合った人物から「偽造したマイナンバーカードを使って銀行口座を作り、売る仕事がある」とSNSで連絡があり、女はマイナンバーカードを偽造するため、自分の顔写真を送り、住所を伝えました。 その後、女は他人に譲渡する目的で、偽造したマイナンバーカードや自分の運転免許証を使って口座を開設。新たに作ったキャッシュカードやインターネットバンキングで使うID、パスワードを知り合った人物に伝え、金銭を受け取った疑いがもたれています。 金融機関から「顔写真と住所は同じだが、名前が違う口座がいくつかある」「その口座の中には犯罪で使われた形跡とみられるものがある」という情報が入り、事件が発覚。金融機関に聞き込みを行うなど捜査した結果、女の犯行を特定し、16日に女を逮捕しました。 口座は特殊詐欺に使用する目的で作成されたとみられ、確認できる口座だけで30以上はあるということです。調べに対し女は、「間違いありません」と容疑を認めていて、警察は犯行の動機や、SNSで知り合った人物の特定など捜査を進めています。

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