広島市の市道で、酒に酔った状態で軽バンを運転したとして、広島県警は17日、広島市中区大手町の会社役員の男(35)を道路交通法違反(酒酔い運転)の疑いで逮捕しました。男は「飲酒運転していません」と容疑を否認しています。 警察によりますと、7月25日未明、広島市中区幟町でパトロールしていた警察官が、市道(城南通り)の交差点で、青信号になっても動かない軽バンを発見。男は寝込んだ様子で、声をかけたところ強い酒の臭いがし、目は充血していて、ろれつもまわっていない状態だったということです。 警察官が任意の飲酒検知をしようとしたところ男は拒否したため、警察署へ任意同行しました。しかし、男は「もう帰る」と徒歩で帰宅。警察は裁判所に令状を請求した上で男を呼び戻し、強制採血を実施したところ、基準値の約4倍のアルコールが検出されたということです。 警察は、血液検査の結果や、事件前の男の動きなどから、男が酒酔い運転をしていた疑いが強まったとして17日に逮捕しました。軽バンは会社名義だということで、警察が詳しい事件のいきさつを調べています。