女子大学生3人を盗撮した罪 信州大学の元准教授の男に懲役1年10か月・執行猶予4年の判決 長野

女子学生を盗撮した罪に問われた信州大学の元准教授に対し、地裁松本支部は懲役1年10か月、執行猶予4年の判決を言い渡しました。 判決を受けたのは、信州大学の元准教授で安曇野市に住む51歳の無職の男です。 男は、信州大学の准教授だった2022年から2024年にかけて、大学内の多目的トイレや県内外の宿泊施設の浴室などに小型カメラを設置し、女子学生3人を盗撮した罪に問われていました。 17日の判決で地裁松本支部の廣瀬裕亮裁判官は「敬意や信頼という被害者の純粋な気持ちを裏切り、ゆがんだ性的欲求を満たそうとした手口は卑劣極まりない」と指摘。その上で、懲役1年10か月、執行猶予4年の判決を言い渡しました。 弁護側は、控訴しない方針です。 2024年6月の逮捕まで、およそ20年にわたり男が勤務していた信州大学。判決を受けてコメントを発表し、「元教員がこのような事態を起こしたことについて、誠に遺憾であり、被害にあわれた方、関係の方々に深くお詫び申し上げます」と謝罪。「今回の事態を厳粛に受け止め、今後このようなことが再び起こることがないよう、教職員に対して法令遵守の徹底を図り、信頼回復に取り組んでいます」などとしています。

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