『ミッドナイト・ランナー』(17)や「イカゲーム」シリーズのカン・ハヌルが主演を務めたスリラー映画『殺人配信』が9月26日(金)より公開される。このたびハヌル演じる犯罪チャンネルのストリーマー、ウサンによる連続殺人事件追跡配信シーンを捉えた本編映像が解禁。さらに各界の著名人よりコメントも到着した。 私人逮捕、違法配信、コメントによる口撃殺人──月日を追うごとに過激化する生配信業界を舞台に、歪んだ承認欲求が生みだす心の闇に切り込んだ本作。驚愕のリアルタイム配信形式で描かれる予測不能な展開に、韓国映画初登場第1位(2025年3月21日公開週)の大ヒットを記録した、戦慄のデジタルスリラーだ。主人公は、リアルタイム動画配信サービス「WAG」で、犯罪チャンネル登録者No.1を誇るスター配信者、ウサン。巷を騒がす連続殺人鬼をターゲットに、過激なプロファイリングの過程を生配信したことが発端となり、想像を超える事件へ足を踏み入れることになる。 主演のハヌルは、「椿の花咲く頃」で百想芸術大賞2020テレビ部門の最優秀演技賞を受賞、絶賛配信中の「イカゲーム」シーズン3や、『84m2』(25)「隠し味にはロマンス」などジャンルを問わず話題作で活躍する演技派俳優。本作では毒を以て毒を制しにかかる、劇薬のようなストリーマー、ウサンとして新たな顔を披露する。そして、ベテランのハヌルを相手に一歩も引かない演技で、百想芸術大賞2025映画部門の新人女優賞にノミネートされたハ・ソユンらフレッシュな若手たちや、意外なカメオ出演俳優との共演にも注目だ。 解禁されたのは、ウサンが連続殺人事件をリアルタイムで追跡する本編映像だ。配信者としての地位を取り戻すため、女性ばかりを狙った連続殺人事件に挑むウサン。数々の調査を行う過程で配信者仲間のマチルダが行方不明になり、最悪の予感を抱いたウサンはマチルダの家へと足を踏み入れる。暗がりに灯る赤い光が緊張感を一層高めるなか、スマートフォンのライトを頼りに部屋を捜索するが、「泥棒が入ったように」散らかるばかりで彼女の姿は確認できない。配信部屋へと立ち入りおもむろにPCにログインすると、配信の準備中と思われるマチルダの姿が映しだされる。すると突然後ろからマスクを被った何者かに襲われ悲鳴を上げる衝撃の一部始終を目撃。果たしてマチルダの生死の行方は?そしてウサンがたどり着く想像を超えた真実とは? さらに、ウサンの身を挺したリアルタイム配信に魅了された各界の著名人より熱烈なコメントが到着。本編映像とあわせてチェックしてほしい! ■<著名人コメント> ●豊島圭介(映画監督) 「こういう事件はいつか現実に起きそうだし、なんならすでに起きている。悪意と欲望と暴力が渦巻くインターネットは殺人メディアだと、この映画は言いきっている。ほんとそれ!」 ●ゆめっち(お笑い芸人/3時のヒロイン) 「カン・ハヌルさんファン必見▽没入感ハンパないガチ生配信のドキドキ感っ!叫びたくなる衝撃、息もできない緊張感、手汗レベルのリアルさ…。思わずコメント打ちたくなる衝動も止まらない、この“配信地獄”、絶対スクリーンから目が離せない!!!」 ●志駕晃(小説家) 「誘拐や人質に立てこもり事件で、テレビの生放送が果たしてきた役割が、この映画では、いよいよネットがそれに代わることを示している。しかも韓国が舞台なので、より一層の説得力がある。どんでん返し、そして衝撃のラストまで目が離せない」 ●やがみ(ホラーYouTuber、作家) 「ここまで臨場感のある作品は初めて観たと言っても過言ではないほどに引き込まれました。配信文化の裏側という新鮮な題材に、リアルな現代ネット社会が描かれている点もおもしろかったです。常に張り詰めた生々しい空気感が画面越しに伝わってくる”新感覚の体験型スリラー”でした。ぜひ劇場のスクリーンで”体験”することをおすすめする作品です」 ●ジャガモンド斉藤(映画紹介人、お笑いコンビ) 「配信者自身が悪を刺激し育成してしまっているのではないか?この映画で提示されるメッセージはネット社会の真理かもしれない。『こっちは正しい。相手が間違っている』お互いがそう思い込んでいる。私たちは気づかずに地獄にいるのかもしれない。この映画を観て、そんなことを考えてしまった」 ●土岡哲朗(お笑いコンビ/春とヒコーキ) 「主人公は、承認欲求と大金のためだけに凶悪事件を追っていて、正義もジャーナリズム精神もない。なに一つかっこよくない執念と行動力で、軽薄な破滅につっこんでいく。でも、文句を言いながらも観る人間がいるから、やる人間がいる」 ●KEI(韓国系コラムニスト) 「“人間の承認欲求の闇”と“SNSのリアルタイム性”が生みだす新感覚スリラー!他人からの評価に取り憑かれた男が、承認欲求の果てに踏み込んだ禁断の領域。刻一刻と迫る恐怖の連鎖と、新しいカン・ハヌルの魅力にあなたも目が離せなくなるはず」 ●大島育宙(芸人、映画・ドラマ評YouTuber) 「デジタルスリラーというジャンルの映画やドラマが、配信者そのものと同じようになにかに追われるように増えていくなか、ずっと画面に映り続けるカン・ハヌルの顔と肉体が、ずっと魅力的で目が離せない。結局は人間の顔と体に興味があり過ぎる、人間のための映画」 ●酒村ゆっけ、(作家、YouTuber) 「これって映画だっけ?いつの間にか生配信を追っていた。おもしろがって共犯者になったようなうしろめたさに、エンドロールで自分の名前を探す。なかった。安心してポップコーンをつまんだら奥歯に挟まって、ようやく現実に戻れた」 ●人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー) 「カン・ハヌルのテンパり、ビビり演技は天下一品。この一点を突き詰めてここまで見応えのあるエンタメに昇華できる俳優はなかなかいない。本作での慌てふためきっぷりはまさに極上。彼の出番すべてが見どころ。もちろんスリルもたっぷり。いま、私はハヌルさんに目が釘付けです」 文/山崎伸子 ※ゆめっちコメントの「▽」は、白抜きハートマークが正式表記