「DeNAファン以外お断り?」議論沸騰のハマスタCS応援席、ビジネス・収益を考えれば来期以降も正式導入か

DeNA主催試合(横浜スタジアム/以後ハマスタ)のビジター応援席に関する議論が沸騰している。従来のレフトスタンドから、左翼ポール際上部ウィング席への変更。ビジターファンにとっては受け入れ難いことだが、「収益を考えれば当然」という声は多い。 「ホームアドバンテージを重視するか?」「相手チーム・ファンへのリスペクトか?」 ネット上では賛否両論が入り乱れる。NPBの座席配置や運営方法に大きな一石を投じる事案になるかもしれない。 9月18日、DeNAがCS(クライマックスシリーズ)進出時の座席図を公開。レフト外野席の全てをホーム外野指定席として、ビジター応援席は左翼ポール際上部のウィング席に割り振られていた。 「多くのファンから反対意見が相次いだ。広島や日本ハムなど、両チーム応援席を上層席に設置している球団も出始めている。『応援席が選手から遠い球場を、これ以上増やさないで欲しい』というファンの叫びに思える」(在京球団運営担当者) 「さしあたってCSのみの限定措置」ということだが、状況次第では来季レギュラーズンから正式導入される可能性もある。 NPBの応援席(鳴物等の使用可能エリア)は外野席が定番だった。この場合、「外野フェンスを挟んだ1階席」という暗黙の了解があった。 「広島(マツダスタジアム)や日本ハム(エスコンF)が新球場建設で大きく舵を切った。しかしその他球団に関しては、同様の変更があるとは考えられなかった。ハマスタに増築されたウィング席は急勾配で、応援どころではないと思えるが……」(スポーツ新聞野球担当) マツダの“パフォーマンス席”やエスコンFの“応援席”は、新球場設計段階から「ジャンプ応援にも耐えられる強度の設計」(広島関係者)だ。しかしハマスタの場合、「好風景から野球を見下ろす目的」(DeNA公式リリース)で造られており、応援に特化したモノではない。 応援時の安全性に加え、ファンと選手の物理的距離も大きくなる。声援は届きにくくプレーも見づらい。「ビジターファンを区別するのはどうか?」というネット上の意見も理解できるのだが……。

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