グアダラハラやデポルティーボで活躍し、2006年ドイツW杯にも出場した元メキシコ代表FWオマール・ブラボが、先日ハリスコ州のサポパン市内で逮捕された。容疑は、少女に対する性的虐待。ブラボは数カ月の間に10代の少女を複数回虐待したという。 司法当局は集められた証拠をもとに逮捕状を発行し、10月4日に執行された。『MARCA』によると、証拠には被害者とその母親の供述、少女自身が撮影したビデオ、心理学的報告書、WhatsAppでの会話のスクリーンショットなどが含まれているという。 ブラボの虐待行為の卑劣な実態が明らかになってきた。被害者の弁護士を務めるフアン・ソルテロ氏が語ったところによると、なんと被害者の少女はブラボのパートナーである女性の娘だ。血縁関係はないが、少なくとも7年間はブラボと同居しており、養父と養子のような関係だった。パートナーの女性は、3姉妹の長女である娘から事件の真相を聞かされるまで、事実を知らなかったという。 ブラボは行為に至ることはなかったが「性的な目的で衣服の下を絶えず触る」ことが目的だったとソルテロ氏は説明した。虐待行為は少女が10歳くらいのころに行われたようだ。 ハリスコ州の刑法によれば、3年から6年の懲役刑が科せられるが、同居や経済的依存などの加重要因が証明された場合、刑期は伸びる可能性があるという。