きょう(20日)午後8時前、東京・豊島区にあるJR山手線・大塚駅の駅員から「催涙スプレーが撒かれた」と110番通報がありました。 警視庁によりますと、山手線・内回りの走行中の電車内で、30代の女が催涙スプレーのようなものを噴射し、60代の男性2人が軽傷を負いましたが、命に別状はないということです。 女は大塚駅で電車を降り、駅のホーム上で駆け付けた警察官によって傷害の疑いで現行犯逮捕されました。 女は、優先席の前に立っていた別の乗客を押しのけて座ったことについて、被害者の男性に注意され口論となり、ポケットからスプレーを取り出し、噴射したということです。 警視庁の取り調べに女は容疑を認めているということですが、女のバッグからはもう1本、催涙スプレーのようなものが見つかっていて、「スプレーは護身用で持っていた」と供述しているということです。 警視庁は当時の状況を詳しく調べています。 JR東日本によりますと、大塚駅のホームでは非常ボタンが押され、山手線は内回りが15分間運転を見合わせ、その後、遅れが発生していましたが、現在は解消しています。