【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州議会は22日、人権や民主主義の擁護に貢献した個人や団体を表彰する2025年のサハロフ賞を、ベラルーシのアンジェイ・ポチョブト氏とジョージア(グルジア)のムジア・アマグロベリ氏の反体制派ジャーナリスト2人に授与すると発表した。 両氏とも収監中で、メツォラ議長は「沈黙を強いられることを拒むすべての人々にとって、その勇気は灯台のように輝いている」とたたえた。授賞式は12月16日に仏ストラスブールで開かれる。 ポチョブト氏はポーランド系ベラルーシ人で、ルカシェンコ政権への批判や人権問題を巡る発言を理由に繰り返し逮捕され、21年から身柄を拘束されている。アマグロベリ氏はジョージアの独立系オンラインメディアの責任者で、反政府デモに参加したとして今年1月に逮捕され、8月に禁錮2年を言い渡された。