「報道特集」山上徹也被告の裁判控え…識者「日本の一部政治家が統一教会の延命に手を貸した」

TBS系報道番組「報道特集」(土曜午後5時半)が18日、放送され、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐる特集が放送された。 番組では、旧統一教会に母が入信したことをきっかけに安倍晋三元首相の銃撃事件を起こしたとされる山上徹也被告の初公判が今月28日に開かれ、韓国では教団総裁の韓鶴子容疑者(82)の裁判も近づいていることを特集。山上被告の母が取材に応じ、「(献金を)やりすぎてしまった」と反省の弁を述べた上で「私が母親じゃなかったら、ここまで追い詰めなかった」と心境を語った一方、信仰は継続していることも明かした。また、韓総裁の逮捕に揺れる韓国の状況も村瀬健介キャスターが現地取材。さらに、旧統一教会が解散した場合、財産移転先とされる北海道を本拠とする団体「天地正教」についても取材した。 日下部正樹キャスターは、「率直に言えば、日本の一部政治家が統一教会の延命に手を貸したんだと思うんですね。ご存じの通り、教会は日本の信者から多額の献金を集めて、韓国の本部がこれを自由に使って、例えばイメージアップのために世界中の有力者に資金を提供してきたわけです。見方によれば日本の国益を損なうような活動を、一部の政治家たちは、票が欲しいがために黙認してきたんですね。関係を指摘された政治家たちは、事の重大性をきちんと認識しているんでしょうか」とコメント。過去に自民党が国会議員179人が旧統一教会側と接点があったと公表するなど、政界とのつながりが指摘されることについて、疑問を投げかけた。

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