メタバース投資事件、提訴へ 8人が計7000万円賠償請求

インターネットの仮想空間「メタバース」上の投資を無登録で勧誘した疑いで男が大阪府警に逮捕された事件に絡み、男に金を払ったと主張する7都府県の8人が「配当金が支払われていない」などとして、計約7千万円の損害賠償を求め、近く東京地裁に提訴する方針であることが17日、代理人弁護士への取材で分かった。 弁護士によると、原告は茨城や東京、神奈川、大阪、京都、奈良、福岡の男女。他にも約10件の被害相談が寄せられており、原告が増える可能性もあるという。 訴訟では、2018~22年ごろ、金融商品取引法違反容疑などで逮捕された自称自営業福嶋崇容疑者(52)からメタバース上の土地取引などに関する投資の勧誘を受け、それぞれ30万~1千万円を支払ったと主張する方針。月10%の配当金が出る約束だったが、支払われていないという。 大阪府警は今月14日、国の登録を受けずに勧誘したとして容疑者を逮捕。外国為替証拠金取引(FX)への投資も募っており、府警は約40人から少なくとも2億円を集めていたとみている。

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