死亡診断書の名義の80代男性医師 認知症の疑いで入院・事件当時は「症状重い状態」だったか 他の病院関係者も死亡診断書の作成に関わっている可能性も【みちのく記念病院・殺人隠蔽事件】

青森県八戸市の病院で起きた患者同士の殺人を隠ぺいしようとしたとして、医師2人が逮捕された事件で、警察は死亡診断書の名義になっている男性医師のほかに、病院関係者も作成に関わっている可能性も含め、慎重に捜査を進めています。 「みちのく記念病院」で2023年、入院患者の男性が殺害された事件でいずれも当時、院長だった石山隆容疑者と主治医だった弟の哲容疑者は死因を「肺炎」と記載した、死亡診断書を遺族に交付するなどして事件を隠蔽しようとした疑いが持たれています。 この死亡診断書を巡り、診断した医師として記載されている80代の医師は、認知症の疑いで入院していて、捜査関係者によりますと事件当時、症状が重い状態だったということが新たに分かりました。 こうしたことから警察は、診断書の作成にほかの病院関係者が関わった可能性を含め、押収した診療記録から当時の指揮系統などを調べています。

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