トラックが対向車3台に次々と衝突 アルコールの影響で正常な運転が困難な状態か 危険運転致傷の疑いで44歳の男を逮捕 北九州市

北九州市戸畑区で、アルコールの影響で正常な運転が難しい状態でトラックを運転し、対向車3台に衝突して3人に重軽傷を負わせたとして、44歳の男が危険運転致傷の疑いで逮捕されました。 10月29日に逮捕されたのは、北九州市若松区の会社員、田中博章容疑者(44)です。 田中容疑者は8月11日午前6時半ごろ、北九州市戸畑区小芝の市道で、アルコールの影響で正常な運転が困難な状態で4トントラックを運転し、対向車線を走っていた車3台に衝突し男性3人にケガをさせた疑いです。 警察によりますと、事故当時は雨が降っていました。 田中容疑者は赤信号で停車しようとしてブレーキを踏んだところ、トラックがスリップし対向車線を塞いだ状態になり、3台の車がトラックの側面に次々に衝突したということです。 それぞれの車に男性が1人ずつ乗っていて、49歳と61歳の男性が骨折などの重傷で、26歳の男性が腰を打つなどの軽傷です。 田中容疑者も病院に運ばれ、首の骨を折るなどして入院していました。搬送の際に酒の臭いがしたため、病院で採取した血液を警察が鑑定したところ、呼気に換算して基準値の7.6倍のアルコールが検出されたということです。 警察の調べに対し、事故を起こしたことを認める一方、「アルコールの影響で正常な運転ができなかったことについては認められません」と容疑を一部否認しています。 田中容疑者は「事故の前日の午後3時から午後7時まで自宅で飲んだ」と供述していて、勤務先の建設会社に向かう途中だったということです。

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