包丁3本を持ち、男性に馬乗りになって殺害しようとした疑いで85歳の男が逮捕されました。近隣住民が直後の様子を語りました。 早朝の住宅街に叫び声が響きました。 近隣住民 「朝、男性の声で『やめろ、やめろ』と言って。むちゃくちゃ聞こえた。朝6時台。静かなので響いた、すごく」 現場は天神から車で10分ほど、福岡市内の住宅街。歩道には事件の痕跡が残されていました。 29日朝、男性を切り付け、殺害しようとしたとして濱崎勝容疑者が現行犯逮捕されました。 警察によると、午前6時ごろ、通勤途中の65歳男性が歩いていたところ、正面から来た容疑者に腹部を刺されそうになり転倒。馬乗りで左頬や右ひじを切られ軽傷を負いました。男は両手に包丁を“3本”持っていたということです。 偶然、通り掛かった40代の警察官が通報しました。 110番通報 「包丁を持った男が襲い掛かっている」 「包丁を捨てろ」と声を掛けた後、被害者に包丁を振り下ろそうとしたため手をつかみ、包丁を捨てさせたということです。 早朝の出来事。近くの家まで声が響いていました。 近隣住民 「『やめろって、やめろって』と何回かずっと言っていて。物が落ちる音がして、その後、警察がたくさん来て。見てみて、声が聞こえてきて、『包丁、何本持ってたの』とか聞かれてたりして。すごく大きい声でした。皆さん、その声で出てきたんじゃないか。その時は私も怖くて出られなくて、むちゃくちゃびっくりした」 不可解な点は濱崎容疑者と男性は面識がないこと。なぜ襲ったのでしょうか。 濱崎容疑者の供述 「包丁で傷付けた。金を取りに来る受け子と思ったから」 近隣住民 「10台くらいいて、消防車と救急車とかも来てました。救急車には担架に乗って行った」 男性は病院に搬送されましたが、命に別状はないということです。