10月29日、リオデジャネイロ州検察庁は、28日(火)にペーニャおよびアレマォン複合地区で実施された「オペラサォン・コンテンサォン(封じ込め作戦)」に参加した警察官が使用したボディカメラについて、確認を行うよう指示した。 この作戦では121人が死亡し、その中には警察官4人も含まれていた。作戦では100人以上が逮捕され、押収された武器は118丁に上り、その大半は自動小銃であったほか、爆発物14個も押収された。 リオ州検察のアントニオ・カンポス・モレイラ検事総長は、映像へのアクセスと確認は、作戦中に発生した死者に関する調査の不可欠な一部であると述べた。 作戦において警察官が使用したカメラの数について問われた同氏は、作戦中に何が起きたのかを明らかにするためには、まず両警察機関から提出される詳細な報告書が前提となると説明した。 「報告書、映像の受領、最初の検視報告、弾道鑑定報告、そしてすでに民警によって始められている最初の証言聴取、これらを基にして、検察庁が独立して調査を進めることになります。そこから初めて、実際に何が起きたのかについて、より確かな技術的見解を得ることができるのです」(アントニオ・カンポス・モレイラ検事総長) さらに同氏は、これらの要素が揃えば「まさに都市型ゲリラ戦の様相を呈した現場で何が起きたのかを正確に把握できる」とし、「調査は容易ではない。なぜなら衝突の一部は丘陵森林地帯の中で発生したからだ。しかし、すでに発動されたすべての手続きにより、事実についてより確実で厳密に技術的な見解を形成することが可能になるだろう」と語った。 モレイラ検事総長は、指揮系統の責任者だけでなく、作戦の承認段階から計画、さらに実際に任務を遂行した者まで、幅広く証言を求める方針を示した。また、事実について証言する意思のある市民からも話を聞くと表明した。 「検察庁には、警察作戦の監視と並行して、市民と直接つながる窓口があります。我々を訪れるすべての人々は尊厳をもって迎えられ、話を聞かれます。そしてその情報の集積から、問題について厳密に技術的な見解を形成していきます」と同氏は強調した。 (記事提供/Agencia Brasil、構成/麻生雅人)