30日午後、福岡県柳川市で在留期限を過ぎているにもかかわらず、2ヶ月近く日本に残留したとしてベトナム国籍の24歳の男が現行犯逮捕されました。 男は、「ベトナムに帰るチケットが買えなかった」と容疑を認めているということです。 30日午後5時前、福岡県柳川市のドラッグストアで女性店員から「万引きで一般人が確保している」と110番通報がありました。 駆けつけた警察官が現場にいた男を事情聴取したところ、ベトナム国籍で在留カードを所持していないことが判明。 身元の確認をすすめたところ、去年12月に千葉県警で行方不明届けが出されている技能実習生であることが分かりました。 また、出入国在留管理局に確認したところ、在留期限が2025年9月6日までとなっていたことから不法残留の疑いで男を現行犯逮捕しました。 逮捕されたのはベトナム国籍の住居不定・無職の男(24)です。 警察によりますと、男は2〜3日前から柳川市を訪れていて、訪日ベトナム人が交流するSNSで「柳川の方が給料が高いよ」とすすめられたものの、その人物と連絡が取れなくなったと話しているということです。 取り調べに対し男は「お金がなくてベトナムに帰るチケットが買えなかった」と話し、容疑を認めているということです。