伊藤詩織さん監督作「Black Box Diaries」12・12日本公開決定 10・25には謝罪文公表も

ジャーナリストの伊藤詩織さん(36)が監督を務めたドキュメンタリー映画「Black Box Diaries」(BBD)が12月12日、都内のT・ジョイPRINCE品川で上映することが決定した。6日、配給のスターサンズ、東映エージエンシーが発表した。 伊藤さんは、両社を通じてコメントを発表した。 「本作は、私が被害直後から日本で直面した現実を追い、記録した作品です。逮捕は直前で止められ、証拠や証言は黒塗りでした。それでも集めた真実の『かけら』をつないだのが本作です。どうか私の名をいったん忘れ、身近な人の出来事として観てください。もし同じことがあなたや大切な人に起きたなら、何を信じ、どう動くのか。観終えたあとに交わされる小さな一言が、沈黙をほどき、次の誰かを守り、社会を少しずつ動かす力になると信じています」 伊藤さんは10月25日に、一部の証言映像を許諾を得ずに使用したことについて謝罪する文書を自身のホームページで公表した。その中で、加害者らを目撃したタクシー運転手の証言映像を本人に無断で撮影し、本人に電話を試みたが半年以上連絡が取れなかったため、そのまま映画に使用したことを認めた。その点について謝罪した上で「新しいバージョンの使用をお許しいただいた」と説明していた。

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