無登録で株式購入勧誘の疑い 会社代表ら3人を逮捕 110億円集めたか 福岡県警など

無登録で株式を購入するよう勧誘するなどしたとして、男女3人が逮捕されました。約110億円を集めたとみられています。 金融商品取引法違反の疑いで逮捕されたのは、東京都のAIスマートカメラ開発会社代表佐藤由太容疑者(41)、長崎県佐世保市の会社役員飯塚裕子容疑者(67)、長崎県西海市の自称会社役員越田一徳容疑者(61)です。 福岡県警によりますと、3人は共謀し、2021年1月ごろから3月ごろにかけ、国に登録せずに、福岡や佐賀などの男女4人に対し、佐藤容疑者が代表を務める会社の株式を購入するよう勧誘するなどした疑いです。 佐藤容疑者から指示を受けた2人が「将来上場する。」「グループ会社が国際企業に買収される予定で株価が何百倍にもなる。」などと説明し、4人からあわせて1000万円を集めたとみられています。株式を購入した4人とは別の男性が、「会社と連絡がとれなくなった。」と警察に相談したことをきっかけに、警察が調べていました。 警察は、3人の認否を明らかにしていませんが、3人は同様の手口で、この会社の株式について全国932人からおよそ38億円を集め、佐藤容疑者が代表を務める別のグループ会社の株式を含めると、合わせて約110億円を集めたとみられています。 現時点で、いずれの会社も上場しておらず、警察は、詐欺の疑いも視野に捜査をしています。

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