警察官かたるうそ電話詐欺の受け子役を起訴 3人から1億円超だまし取ったか(山口地検)

うその電話をきっかけに、県内の高齢男性から現金3500万円をだまし取ったとして、東京都に住む「受け子」役の男がきのう(11日)までに詐欺の罪で起訴されました。 男は、鳥取県や高知県でも同様の詐欺事件に関与したとして起訴されていて、被害総額は1億円を超えるとみられます。 詐欺の罪で起訴されたのは、東京都町田市の建設業の男(36)です。 この事件は、ことし3月、山口市の70代男性が警察官などを騙るうその電話をきっかけに、市内の路上で2回にわたり、現金あわせて3500万円をだまし取られたものです。 被告は、財務省の職員を騙り、男性から現金を受け取る「受け子」役として事件に関与した疑いでことし4月に逮捕。 山口地検はきのう(11日)までに、被告が仲間と共謀し、男性から現金3500万円をだまし取ったとして詐欺の罪で起訴しました。 関係者によりますと、被告はことし3月から4月に、鳥取県や高知県でも「受け子」役として、高齢者から2回にわたり現金3500万円ずつをだまし取った罪でも起訴されていて3人からだまし取った総額は、1億円を超えるとみられています。 初公判は今月17日に山口地裁で開かれます。

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