「国家の分裂を扇動」 台湾のインフルエンサー2人に懸賞金 中国公安当局

中国の公安当局は13日、「国家の分裂を扇動した」などとして台湾のインフルエンサー2人に懸賞金をかけ、情報提供を呼びかけました。 中国・福建省の公安局は13日、台湾のインフルエンサー陳柏源さんと温子渝さんの顔写真を公開し、「国家を分裂させる言論を扇動した」などとして犯罪の手がかりとなる情報提供を呼びかけました。逮捕につながる情報には、日本円でおよそ100万円から500万円の懸賞金を支払うとしています。 陳さんは中国に融和的な「親中派のインフルエンサー」として知られていました。しかしその後、自らの活動が「中国による浸透工作」だったとして、温さんらと協力して中国当局からの勧誘の手口などを動画で公開し、話題となっていました。 中国の公安当局は先月にも、台湾の市民を対象に民間防衛の講座などを開く団体「黒熊学院」を立ちあげた与党・民進党の沈伯洋立法委員について捜査を開始すると発表するなど、台湾で影響力を持つ人物への圧力を強めています。

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