元保険調査員の男ら3人が3年前、北海道紋別市の建物に放火した事件で、男の1人は付近の住民に「漏電して火事になった」と話していたことが分かりました。 放火の疑いで送検されたのは、旭川市の自称・会社役員、青山篤容疑者といずれも住所不定・無職の稲葉寛容疑者、深町優将容疑者です。 3人は2022年8月、紋別市にある空きビルと、併設する倉庫に放火した疑いが持たれています。 逮捕された3人のうち、深町容疑者は元保険調査員で、青山容疑者は建物の借主でした。 燃えた建物の近所に住む人は事件後、深町容疑者が謝罪に訪れたと話します。 (近隣住民)「誠心誠意謝っていると思ったよね。その時は漏電だと言っていたから仕方ないと思っていたけど、そのうち放火だと騒ぎだした。私は変だなと思っていた」 また、関係者によりますと、青山容疑者は事件後、「5000万円の保険金がおりた」と話していたということです。 警察は保険金目的の放火とみて捜査しています。