「全財産が1.5万円しかない」大阪王将 虚偽の“ナメクジ大量発生”投稿で実刑判決の男性が出所→Xで近況報告…多額の寄付が集まる事態に

‘22年7月、中華料理チェーン「大阪王将」のフランチャイズ店である仙台中田店にて、店内の厨房に大量のナメクジが発生したことを告発した男性が逮捕された事件。それから3年数カ月経ったが、新たな“展開”が――。 同店の従業員として働いていた男性Aさんが、‘22年7月24日にX(当時はTwitter)上で“厨房にナメクジが大量発生している”と画像と共に内部告発し、大きな話題に。この告発を受け、大阪王将は同年8月26日、同店を運営するファイブエム商事(仙台市若林区)とのフランチャイズ契約を解除したことを報告。これに伴い、大阪王将 仙台中田店だけでなく仙台西多賀ベガロポリス店も閉店することとなった。 しかし、それから約1年半後の‘24年2月13日、虚偽の投稿で会社の業務を妨害したとしてAさんは逮捕されることに。同年7月24日、仙台地裁は「公益通報を目的とした事案ではない」などとして、偽計業務妨害の罪でAさんに対し懲役1年の実刑判決を言い渡し、Aさんも控訴しなかった。 それから約1年3カ月経った11月9日、Aさんに動きが。同日、Aさんと見られるアカウントがXで、《こんにちは》と綴ると共に復活。同投稿は、1100万(13日時点)を超えるインプレッションが付くなど話題に。 1年の刑期を終えて釈放されたAさんとみられるアカウントは、続けて《家がなくて保護施設にいる。しばらくしたら追い出される。住所登録が無くて仕事ができない。金がない。》と投稿。他にも《全財産が1.5万円しかない》など、金銭的にひっ迫した状況をうかがわせるような投稿も。 これら投稿を受け、X上で寄付を報告したり、寄付を呼びかける投稿を行う一部のインフルエンサーが現れることに。この呼びかけが実を結んだのか、Aさんと見られるアカウントは11日に、Xで自身のATM画面の写真を投稿し、そこには約50万円の残高が表示されていた。また、13日にも同様の報告を行い、そこには100万円の残高が表示されており、寄付が増えていることを伺わせていた。

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