11月9日午前3時40分すぎ、兵庫県警は政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者(58)を逮捕した。今年1月に亡くなった元兵庫県議の竹内英明さん(享年50)に関する虚偽情報を拡散し、名誉を毀損した疑いがもたれている。 逮捕直前の11月8日に立花氏は自身のXにこんな投稿をしていた。 《【来店希望】今夜は、大阪に居ます!(中略)夜8時から深夜1時まで120分11,000円飲み放題》 逮捕直前に立花氏がバーでアルバイトしていた理由とは――。社会部記者が明かす。 「彼と30年来の友人だというバーの店主が関西テレビの取材に対して答えていたところによると、7月の参院選に落選したため、『お金が無くなったから働かせて』と頼まれ、働くことになったとか。生活費に困っていたようですね」 立花氏はXでの発信だけでなく、知人にもLINEで営業を行っていたようだ。立花氏の知人はこう語る。 「立花氏からときどきLINEが来ていました。《営業LINEですので、興味ない場合はそのままスルーしてください》という挨拶の後に、出勤時間が書かれていました。食べ物の持ち込みはOKで金額に関しては《飲み放題11000円です》と綴られていましたね。 1日で客が3回入れ替わるシステムで、各回の所要時間は2時間。来店するためには予約する必要があり、各回先着10名まででした」 お金に困っていた立花氏には起死回生の一手があったようだ。10月29日に彼のYouTubeで、『立花孝志がドバイに来た理由は【お金儲け】です。』というタイトルの動画を投稿。自らの借金をドバイでのビジネスで返済する算段を語っていた。 「私の知名度とか、これまでのやってきた経験、功績をいかしてですね、債権者のみなさまに、お金を貸していただいている方々に、きちんとお金がかえせるようなことについても、検討しておりますので」 ドバイでのビジネスを「億ではない、兆の世界」と語っていた立花氏。逮捕で計画にも影響が出るのか。