電気工事の代金名目で現金34万円をだまし取ったとして、兵庫県警生活経済課と兵庫署などは4日、詐欺の疑いで、神戸市長田区の飲食店経営の男(25)=同罪で起訴=を再逮捕した。調べに対し「今は何も話せない」と説明している。 再逮捕容疑は昨年6月、電気工事に必要な免許を取得していないにもかかわらず、工事を依頼した同県加古川市の60代女性に対し「資格を持っているので10万円くらいはかかる。割高なのは10年保障が付いているから」などとうそを伝え、代金として約34万円をだまし取った疑い。 同課によると、女性はインターネット検索で出てきた電気工事の広告から依頼。今年1月には分電盤から火花が散って停電する事態となったが、男は再工事に応じなかったという。 男は10月16日と11月5日にも、別の男女に対して電気工事名目で現金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで逮捕されていた。