【青森市夫婦殺害事件】家の前で『ぶっ殺すぞ』と口論する姿も…母刺殺の疑いで息子(34)を逮捕 それぞれ“手に傷”で現場でもみあいか…父の殺害関与も視野

きのう青森市の住宅で夫婦の遺体が見つかった事件で、同居する息子が母親を殺害した疑いで逮捕されました。それぞれにもみあったような傷があったこともわかり、警察が動機やいきさつを調べています。 ★青森放送 木下玲斗記者 「規制線が張られているこちらの住宅で、夫婦が亡くなっているのが見つかってから1日がたちました。これから現場検証が行われます」 逮捕されたのは、青森市合浦1丁目で韓国籍の金本大周容疑者(34)です。 金本容疑者はきのう未明から朝にかけて、自宅で母親の美羅さん(61)を包丁のようなもので刺し、殺害した疑いです。きのう午前8時前、「両親を殺した」という金本容疑者の通報を受け、警察官が駆けつけたところ、美羅さんは1階の浴室であおむけで倒れて亡くなっていました。また、1階の廊下では父親の直人さん(62)が、背中などに刺し傷がある状態で亡くなっていました。現場からは血の付いた包丁1本が押収されています。 ★亡くなった夫婦の知人 「特に亡くなった奥さん(美羅さん)とは大変、私たち夫婦は世話になって、ひじょうに面倒見のよい方でした」 過去に青森市内で飲食店などを切り盛りしていたという美羅さん。親交のあった知人は「明るい性格で、自分の意見をまっすぐ相手に伝える女性だった」と話します。 ★亡くなった夫婦の知人 「やっぱりショックですね。私よりも私の家内の方がショックで泣いていましたから」 一家に何があったのでしょうか。 ★青森放送 太田修平記者 「近所の人によりますと、大周容疑者は父・直人さんとたびたび口論する姿が目撃されています。ことし1月ごろには家の前で『ぶっ殺すぞ』と言っていたこともあったということです」 ★亡くなった夫婦の知人 「息子さんの方はちょっと変わった方だというふうには(美羅さんから)聞いていました。一風普通の人みたいな…ただ、考え方が違うのかなと。性格的にもちょっとキレやすいというか…」 警察によりますと、過去には家族間のトラブルで警察への相談もあったということです。美羅さんと直人さんの手には、いずれも抵抗した際にできたとみられる傷がありました。金本容疑者の手にも切り傷があったことから、現場でもみあった可能性があるとみられています。 警察は、詳しい動機やいきさつを調べるとともに、金本容疑者が父・直人さん殺害に関与した可能性も視野に、捜査を進める方針です。

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