11月13日、宮城県松島町で軽乗用車を運転し、コンクリートの法面に衝突し一緒に乗っていた3人を殺害しようとしたとして、男が逮捕された事件で現場には、ブレーキの痕がなかったことが新たに分かりました。 殺人未遂の疑いで逮捕された松島町の無職の男(76)の身柄は11月20日朝、仙台地方検察庁に送られました。警察によりますと、男は11月13日午後4時40分頃、松島町内の丁字路交差点で、軽乗用車を運転してコンクリートの法面に衝突し一緒に乗っていた70代女性と10代男性、それに未就学の男の子を殺害しようとした疑いが持たれています。 男と女性、10代の男性が腰や顔の骨を折る大けがをしました。男の子に目立ったけがはありませんでした。 車は縁石を乗り越えてのり面に突っ込んでいましたが、その後の警察への取材で、ブレーキ痕はなかったことが新たにわかりました。 取り調べに対し、男は容疑を認めているということです。車内で何らかのトラブルがあった可能性もあり警察が動機などを調べています。