ランドクルーザープラドなど高級SUV51台盗んだ疑いで3人逮捕

高級SUV(スポーツタイプ多目的車)を盗んだとして茨城県警捜査3課と水戸署、福島県警の合同捜査班は20日、水戸市谷田町、無職、山室智夫被告(55)=常習累犯窃盗罪などで起訴=ら3人を逮捕、送致したと発表した。いずれも容疑を認めている。 捜査3課によると、山室被告および建設業の男性(44)と無職の女性(47)=2人とも覚醒剤取締法違反などで懲役3年6カ月が確定=は2023年11月から25年4月ごろ、茨城、栃木、福島など5県で民家などからSUV等51台を盗んだとしている。内訳はランドクルーザープラド38台、レクサスLX3台、プリウス2台などで、被害総額は約2億5800万円に上る。 被告らは車の制御システムに侵入できる特殊な電子機器「CANインベーダー」を使い車を解錠。盗難車であることを隠すためナンバープレートを付け替え、空き地などにしばらく放置してGPS設置の有無を確認後、買い取り業者に持ち込んだとしている。売却益は遊興費や覚醒剤購入に充てたとみられる。 24年6月に水戸市で盗まれたプラドがひたちなか市で見つかった際に防犯カメラなどを解析し、被告らが浮上。別の自動車盗難事件で今年5月に逮捕した。【井手一樹】

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