「夫に安定収入ない」は価値観の押し付けだった――。元シリア難民と結婚した日本人写真家 激動の暮らしのなかで変わった家族観

夫は元シリア難民で、元脱走兵──。写真家の小松由佳さんは、そんな稀有なプロフィールをもつ。どちらかがどちらかの文化に染まるのではなく、互いの文化を尊重しながらの結婚生活、そして子育て。並大抵の苦労ではなかったが、小松さんの表情は明るい。2024年12月には、アサド政権崩壊で、夫の13年ぶりの祖国への帰還が実現した。結婚生活を「夫に日本人としての感覚を強要してしまっていたことに気づかされた」と振り返る小松さんに、家族のあり方について聞いた。(取材・文:町田紗季子/撮影:後藤勝/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加