飲酒運転で自転車の男性と衝突してけがをさせたにも関わらず発覚を免れようとしたとして、20代の女が逮捕されました。 『過失運転傷害アルコール等影響発覚免脱』の疑いで逮捕されたのは、熊本市西区横手の自称会社員、中村汐里(なかむら しおり)容疑者(25)です。 警察によりますと、中村容疑者は12月4日午前4時半ごろ、熊本市中央区新町の県道で酒を飲んだ状態で車を運転し、自転車と衝突して60代の男性にけがをさせたにもかかわらず、嘘を言って飲酒運転の発覚を免れようとした疑いが持たれています。 男性は転倒した際に頭を打ちましたが、命に別状はないということです。 中村容疑者は事故後に自ら消防に通報しましたが、駆けつけた警察に対して「通りかかったら男性が倒れていたので119番通報した」と話していました。 記者「警察は事故車両の部品を見つけたことから周辺を調べたところ、駐車場で損傷した乗用車を発見。所有者が中村容疑者だとわかり、改めて話を聞いたところ、事故を起こしたことを認めたということです」 中村容疑者の呼気からは基準値の約3倍のアルコール分が検出されました。 警察の調べに対し中村容疑者は、飲酒運転で事故を起こしたことは認める一方で、「警察に嘘をついたことや現場から離れたことは覚えていない」と話しているということです。