発生24時間も消火続く 香港・高層マンション火災「こんなに短時間で燃え広がるとは…」 出火原因は不明

きのう、香港で発生した高層マンションの火災はこれまでに44人の死亡が確認されました。現在も鎮火には至っておらず、さらなる被害が懸念されます。現場から中継です。 あちらに見えるのが、現在も火災が発生しているマンションになります。火災の発生からちょうど24時間が経ちますが、現在も黒い煙が複数の棟から立ちのぼっています。また、上の階の方は一旦、火がおさまりましたが、また炎が確認できる状況になりました。懸命な消火活動が続けられています。 きのう、香港北部の大埔区の高層マンションで火災が発生し、隣接するマンションに次々と燃え広がりました。 香港メディアによりますと、これまでに消防隊員1人を含む44人が死亡し、71人が病院に搬送されていて、うち17人が重篤な状態です。 マンションの住人 「最初は1棟だけでしたが、こんなに短時間で燃え広がるとは予想できませんでした」 この火災に関連して、警察は工事業者の責任者3人を過失致死の疑いで逮捕したと発表しました。また、工事業者の事務所を家宅捜索し、書類などを押収したということです。 出火当時、マンションでは修繕工事が行われていて、建物全体が保護ネットで覆われている状態でした。 香港メディアによりますと、この保護ネットについて、防火基準を満たしていない疑いがあり、火が短時間で燃え広がった要因ではないかという指摘もあるということです。 また、マンションの住民からは、現場で働く人たちが煙草を吸ったあと、吸殻を捨てる行為が火災につながると懸念する声があがっていたとも報じられています。 確たる出火原因はいまも分かっておらず、警察と消防が調査を進めています。 Q.相当大きな高層マンションですが、消火活動は難しいですか? 現場周辺は規制されていまして、多くの消防車などが駆け付け、消火活動を続けているような状況です。 Q.現場周辺はどのような場所ですか? このエリアは住宅街となっていて、周辺には高層マンションがあったり、近くには学校もあります。 Q.マンションの住人はどうしていますか? 近くの集会所や教会に避難しているということです。

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