「即時納車できる」と代金詐取 容疑で整備会社役員の男逮捕 警視庁

トヨタの高級ミニバン「アルファード」を即時に納車できるとうそを言って、自動車販売会社から現金約970万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は1日、詐欺容疑で、自動車整備会社役員田中剛容疑者(54)=東京都八王子市横川町=を逮捕した。 「詐欺はやっていません」と容疑を否認しているという。 同課は、同容疑者が2022年1月~24年6月ごろ、同様の手口で販売会社5社以上から計3億円以上をだまし取ったとみて捜査を進める。 逮捕容疑は23年9月ごろ、品川区の自動車販売会社に対し「注文がキャンセルされ、即時納車できそう」などとうそを言って約970万円を振り込ませ、詐取した疑い。 同課によると、同容疑者は他の販売会社にも「トヨタの幹部とレース仲間だ。優先的に購入できる特別な枠を持っている」と話し、幹部と一緒に写った写真を見せるなどして信じ込ませたこともあったという。同課は、同容疑者が詐取した金を生活費などに充てていたとみている。

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