駐在所員は見ていた【赤色灯】

八代警察署などは11月26日、窃盗の疑いで、住所不定、無職の男(48)を逮捕した。逮捕容疑は同17日~26日、八代市水島町の公園の自動販売機から現金約4千円を盗んだ疑い。いつもと違う公園の様子を不審に思った駐在所員の勘が摘発につながった。 署によると、同26日未明、パトロール中の金剛駐在所員が自動販売機が壊されているのを見つけた。駐在所員は毎晩、公園駐車場に男が乗った車が止まっているのを見ていたが、「いつもと同じ時間帯に車がない」と気づき、男が捜査線上に浮上した。 県南のパチンコ店で男を見つけ声をかけると、「1カ月ほど車で生活していた。金がなくなって腹が減ったので盗んだ」と容疑を認めた。署幹部は「駐在所員は管内の状況をよく把握していた。良い働きぶりだった」とねぎらった。

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