高速道路で作業中の作業員に接触したが救護することなく立ち去ったとして、兵庫県警高速隊は5日、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、同県加東市の販売業の女(51)を逮捕した。調べに「前をよく見ていなかったことで事故を起こしたことに間違いないが、人だとは思わなかった」と容疑を一部否認しているという。 逮捕容疑は5日午前4時45分ごろ、同県西宮市塩瀬町生瀬の中国自動車道西行き車線で、乗用車を運転中に道路工事の作業をしていたアルバイト男性(20)と接触し、けがを負わせたが救護することなく立ち去った疑い。 高速隊によると、男性は車線を規制するための「矢印板」の電池交換をしていた。男性は軽い脳振とうを起こし救急搬送されたが命に別条はないという。事故を目撃した別の作業員が乗用車のナンバーなどを記憶しており、逮捕に至った。