天海祐希主演の木曜ドラマ「緊急取調室」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)第5シーズンの第7話が、12月4日(木)に放送。加賀まりこ、藤本隆宏が24歳差の夫婦役でゲスト出演する。 ■キントリメンバーが帰ってくる…そしてファイナルの劇場版へ 本作は、天海が演じるたたき上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を行う同シリーズ。 井上由美子が手掛ける完全オリジナル脚本をベースに、「取調室」という名の“密室の戦場”で行われる“銃も武器も持たない生身の人間同士の死闘”を描いた本作は、2014年に始まり、これまで連続ドラマ4作品に加え、ドラマスペシャル2作品が放送された。 同シリーズは10月から木曜ドラマ枠で連続ドラマ・第5シーズンを放送。さらに劇場版「緊急取調室 THE FINAL」の公開日が12月26日(金)に決定し、12年の時を経て完結を迎える。 警視庁捜査一課キントリの管理官・梶山勝利を田中哲司が、警視庁捜査一課・殺人捜査第一係の刑事・渡辺鉄次を速水もこみち、同じく殺人捜査第一係の刑事・、大二郎を鈴木浩介が演じる。また、警視庁副総監・磐城和久に大倉孝二、画像解析のエキスパート・玉垣松夫に塚地武雅、海千山千のベテラン刑事・菱本進にでんでん、公安部出身で、キントリチームきっての頭脳派・小石川春夫に小日向文世が扮(ふん)する。 ■「緊急取調室」第5シーズン第7話あらすじ マスコミからも引っ張りだこの人気片付けアドバイザー・赤沢秋絵(加賀まりこ)を殺害しようとした疑いで、24歳下の夫・赤沢譲二(藤本隆宏)が逮捕された。 譲二はラグビーのスター選手として活躍した後、パーソナルジムのトレーナーに転身。自転車で転倒骨折し、リハビリのためにジムを訪れた秋絵と出会って結婚するも、世間からは「疑惑の逆玉」と揶揄されることに。今回も逮捕報道が流れるや、「遺産目当ての犯行」と騒がれる。 実際、事件の1週間前には、秋絵が遺言状の内容を更新。全資産の譲渡先を慈善団体から譲二に変えており、彼が黒である可能性は極めて高かった。 一方、譲二は犯行を全面否定。大弁護団を組み、警視庁を誤認逮捕で訴えると息巻く。有希子(天海祐希)らキントリによる取調べでも一貫して、秋絵への愛と自身の潔白を主張する。ところが供述とは裏腹に、殺意を裏付ける証拠が続々と見つかる。 その矢先、捜査は新局面を迎える。譲二と秋絵の秘書・山本里香(佐津川愛美)の不倫疑惑が、突如持ち上がったのだ。キントリの菱本進(でんでん)と小石川春夫(小日向文世)は事件現場の赤沢家へ赴き、里香とも対面。ところが里香からは意外にも、譲二に不利な供述が飛び出す。 そんな中、有希子の周りでは奇妙な出来事が起き始めることに。やがて「このケースは初めてかも」――キントリの面々も言葉を失う事件の真相が浮かび上がる。 ■「僕は彼女を愛していたし、人間としても尊敬していた」 公式ホームページなどで見ることができる予告動画は、「VS 疑惑の逆玉夫」のテロップと共に、「秋絵さんを愛してましたか?」と、逆玉夫・譲二に切り込む有希子の姿から始まる。そんな有希子に「僕は彼女を愛していたし、人間としても尊敬していた」と答える譲二。そして、並んでおでんを食べる秋絵と譲二の仲睦まじい姿も映し出される。 しかし場面は一転、秋絵が床に倒れているシーンや「役目を終えたものはいさぎよく手放して…」と事件を暗示するかのような言葉を吐く不穏な場面が切り取られる。 そして、「僕は犯人にでっちあげられたんです」と弁護団を結成する譲二。有希子は「証拠があるから捜査本部も逮捕したんじゃないんですか?」と言うが、逆に証拠が揃いすぎているようだ。 動画には、「僕もそれに納得して結婚したんです」と言う譲二、「ごめんなさいね、死ななくて。しぶといのよ、私」と死にそうになったにもかかわらず、どこか落ち着き払った秋絵、「このケースは初めてかも」と呟く有希子の姿が次々現れる。 予告動画を見た視聴者からは「加賀まりこさんはアツいわ!」「ゲストがすごすぎる」「藤本隆宏さんが、加賀まりこさんの夫役、これは楽しみ」など期待の声が寄せられている。