認知症高齢者支援の元警察官再逮捕へ 利用者の現金を引き出した疑い

認知症の高齢女性からキャッシュカードなどをだまし取ったとして、元京都府警警察官が逮捕された事件で、京都府警は4日にも、女性の口座から現金を引き出したとして、元警察官の竹内雅人容疑者(62)=京都市左京区=と知人の女を窃盗の疑いで再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。 府警などによると、竹内容疑者は窃盗事件を捜査する刑事などとして2023年3月まで府警で勤務。退職後、警察署などに保護された高齢者を迎えにいくサービスを提供する一般社団法人「つなぎ」(京都市左京区)を設立し、理事を務めている。 捜査関係者によると、再逮捕容疑は、「つなぎ」を利用する京都市の女性(97)のキャッシュカードを使い、女性名義の口座から複数回にわたり、計約180万円を引き出して盗んだ疑いがある。 2人は11月13日に府警に詐欺容疑で逮捕されていた。逮捕容疑は今年3月、「通帳のお金をまとめた方が便利だからやってあげる」などとうそを言い、女性から通帳とキャッシュカードをだまし取ったというもの。竹内容疑者は容疑を否認していた。(茶井祐輝、石山綾香)

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