12歳だった少女にわいせつな画像を撮影させて送らせたとして、警視庁福生署は4日、東京都御蔵島村総務課の職員、黒田正太郎容疑者（40）をわいせつ映像送信要求と不同意わいせつ、性的姿態撮影処罰法違反容疑で逮捕した。黒田容疑者は以前、教育行政に携わっていたといい、村のホームページでは「15歳になるまでに、何をしてあげられるだろう」と子どもたちへの思いを発信していた。 逮捕容疑は2月15～19日、当時12歳だった少女（13）にスマートフォンでわいせつな姿勢で写真を撮るように要求。無料通信アプリ「LINE（ライン）」で送らせたとしている。「いやらしい画像を送らせたことは認めるが、女の子の年齢を知っていたかは話したくない」と供述しているという。 福生署によると、黒田容疑者と少女はオンラインゲームのアプリで知り合ったが、面識はなかった。3月に少女が親と一緒に被害を相談していた。 御蔵島村によると、黒田容疑者は3年ほど前から村役場に勤務していた。総務課で財政事務を担当しているという。【木下翔太郎】