「あと1日でも延びていたら…」一時行方不明の女性の家族が語る保護されるまでの恐怖 千葉・市川市の強盗傷害事件

おととい、千葉県市川市の住宅で起きた強盗傷害事件。一時行方不明になっていた女性の家族がJNNの取材に当時の状況を語りました。 金庫の扉が開けられ荒らされた室内。別の写真からは、窓ガラスが割れている様子が確認できます。これは、おととい市川市で起きた強盗傷害事件の被害にあった住宅の写真です。 現金などが奪われ、住人の50歳の女性が一時、行方不明になっていたこの事件。“部屋の異変”に気づいたのは、女性の母親が仕事を終え帰宅した直後だったといいます。 女性の母親 「ドアが施錠されてなくて、鍵を忘れる子じゃないから、おかしいと思ったら、もう乱雑で、財布の中身を抜かれていて、カードはありました。まさか強盗が来るとは思わなかった」 母親が警察に通報した後、女性が行方不明になっていることが判明します。 女性の弟 「姉ちゃんの会社から連絡があって、来てないと、おかしい、車もないし、いろいろ捜査していったら、2階の部屋に血痕があった」 事件発覚からおよそ15時間後、女性は埼玉県内の宿泊施設で保護され、一緒にいた藤井柊容疑者(26)が女性を監禁した疑いで現行犯逮捕されました。 女性の弟 「(女性は)肋骨あばらも2本折れて、顔面も2、3倍に膨れ上がっちゃってる。姉ちゃんの財布のキャッシュカードとか、それ(財布)ごと持っていかれて、『暗証番号言え』って言われて殴られた」 女性と病院で対面した母親は… 女性の母親 「(娘に)会ったらもうボロボロでね。かわいそうに…1日1日延ばしていたら、どうなったかわかんないしね。そう思うと本当に迅速に対応していただいて、皆さんの協力でありがたいなと思います。命に代えられないからね」 事件をめぐって警察は、高梨謙吾容疑者(21)を強盗傷害などの疑いで逮捕。 警察はほかにも関与した人物がいるとみて行方を追っています。

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