【刑事責任問えず】自宅に火を付け夫を死なせた女性ー約2か月の精神鑑定の末「精神の障害により」“不起訴処分”に〈北海道・旭川地検〉

北海道士別市の自宅に火が放たれ男性が死亡した事件で、旭川地検は12月4日、現住建造物等放火と殺人の疑いで逮捕・送検された女性(76)を不起訴としました。 この事件は2025年3月、北海道士別市の自宅で火事があり、夫(当時81)が急性一酸化炭素中毒で死亡しました。夫は要介護認定を受けていて、当時、1階寝室のベッドの上で仰向けの状態で見つかっていました。 その後の捜査で女性の関与が浮上し、約半年後の9月に逮捕されました。女性は警察の調べに「夫と一緒に死のうと思った」と話していました。 地検は女性に刑事責任を問えるか判断するため、9月30日から12月1日まで精神鑑定を実施。その上で責任を問えないとして12月4日付けで、不起訴処分としました。 旭川地裁は地検の申し立てを受けて4日付けで女性に対し、医療観察法に基づく鑑定入院命令を出したということです。この期間で女性が強制的な入院や通院が必要であるか判断されます。

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