東京・六本木のクラブで女性の胸を触ったとして、警視庁が6日、在日サウジアラビア大使館の外交官だった30代の男を都迷惑防止条例違反(痴漢)容疑で東京地検に書類送検したと複数のメディアが報じた。ネット上では任意聴取での男の発言に注目が集まった。 報道によると、送検容疑は7月15日午前2時50分ごろ、六本木のラウンジで、面識のない20代女性の胸を服の上から触った疑い。一部報道によると、男は任意の事情聴取に「テキーラを飲んだ」と話していたという。外交官には受け入れ国での不逮捕特権があり、男は先月、帰国したという。 中東のサウジアラビアはイスラム教の戒律順守が厳格なことで知られ、飲酒は絶対的なタブー。同国の現行法では飲酒や酒類の所持は罰金、懲役刑、公開むち打ち刑、国外追放(外国人の場合)などの罰に処されるという。 それもありX(旧ツイッター)では「痴漢よりクラブでテキーラを飲んでた方がヤバい案件な気がするのだが」「イスラムの教義的にオッケーなのかな?知らんけど」「サウジアラビアで飲酒は違法なはず。国外で飲酒し性加害をした疑いがあるとなると、本国ではどう受け止められるのだろう」などの声が上がった。