清水尋也被告「一般の仕事を探し働いていきたい」早期芸能界復帰はせず更生の道歩む計画示す

9月に都内の自宅で乾燥大麻を所持したとして麻薬取締法違反の罪で逮捕、起訴された、俳優清水尋也被告(26)の初公判が8日、東京地裁で開かれた。19年に語学留学先の米国で最初に使用した時から違法性を認識しながら、ストレスによる不眠症の緩和やリラックス目的で使用したと説明。「愚かな行為で(周囲を)裏切ってしまったことを後悔します。大麻は2度と使用しません」と誓った。 起訴状によると、清水被告は9月3日に自宅で乾燥大麻0・392グラムを所持した疑い。同24日の保釈後は、情状証人を務めた兄の俳優尚弥(30)と同居。同29日から11月27日まで病院の薬物外来に5回通院し、薬物依存症ではないと診断を受けた。並行して自助グループにも参加し更生に取り組んできた。それでも検察からは、大麻の購入を依頼していた知人が兄の友人とも指摘され、交友関係に関して兄弟で追及も受けた。 大麻を使用した理由については「職業柄、多くの方に名前を知られる。ありがたい中、私生活で精神的に息苦しさを感じた」と明かした。さらに「年齢的にも大切な時期と自覚し、人としての部分も変わり目という認識だった」と続けた。 宮田祥次裁判官から職業を聞かれると「俳優です」と答えた。ただ、今後については「生活を安定し立て直すためにも、複数の一般の仕事を探し、働いていきたい」と早期の芸能界復帰という甘い考えは持たず、一社会人として更生の道を歩む計画を示した。検察側は拘禁刑1年を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めた。判決は19日に言い渡される予定。

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